千葉県いすみ市にある大原駅。今回取材するのはJRではなく隣にあるレトロな雰囲気のいすみ鉄道。扉を開けて入ると売店になっていてその奥にホームがある。いすみ鉄道といえば黄色い車両がトレードマーク。菜の花列車の愛称で知られ毎年、春になると菜の花や桜をゆったり楽しめる人気のローカル鉄道。今の時期の魅力は?列車は2両編成で中はボックスシートになっていてテーブルの上にはお弁当が用意されている。大原駅を出発し上総中野駅で折り返したら大多喜駅まで戻ってくる1時間40分の奥房総の旅。午前11時34分出発。するといすみ鉄道の社長の紙芝居が始まった。かつて経営難から廃線の危機に陥ったいすみ鉄道は今も社長自らPRをしている。目玉の絶景はなくてもどこまでも続くこの田園風景こそが今の時期の魅力、心癒やされると人気。更にもう1つの魅力が用意されていたお弁当。乗客の50代の女性はお弁当の掛け紙のイラストを描いた漫画家さんでした。中身はいすみ米の醤油ご飯、鮭、上総牛の牛すき風、大原産地だこともずくの酢の物、地元のじゃがいもを使ったコロッケやそぼろ煮などでボリューム満点。窓の外の山の上に小さく見えるのは観光名所の大多喜城。列車は折り返しの上総中野駅に到着。ここは鉄道ファンにはたまらない駅でローカル線の小湊鉄道といすみ鉄道の2つが乗り入れている接続駅。両方の車両が並ぶのは貴重で皆さん夢中で撮影していた。出発から約1時間40分、終点の大多喜駅に到着。いすみ鉄道のランチクルーズプランはお弁当と1日フリー乗車券ドリンク、お土産がついて9800円。9月まであと3回開催予定。