気象予報士・小林さんの解説。梅雨前線が停滞した東日本・西日本で記録的な雨量になった。長野・御嶽山で347ミリ、兵庫・神戸市で183.5ミリなど、49地点で5月史上最大雨量を観測した。台風1号は強い勢力を維持していて、暴風域を伴ったままきょう夕方に南大東島に最接近する見込み。金曜日には伊豆諸島・関東地方に近づく。関東への上陸の可能性は低いが影響はあるという。今回の台風と似たコースを通った2008年5月の台風では、神奈川・小田原市で1日でひと月分の降雨量を観測するなどしてJR11路線が一時運転を見合わせ、約44万人に影響が出た。去年6月には関東で初めて線状降水帯が予想されるなど、災害級の雨となった。あす(木)の午後10時には関東地方で雨が降り始め、31日(金)の午前7時には神奈川県・千葉県などで雨脚が強まる。風も強く横殴りの雨になる予想で、雨量はきのう以上になるという。雨が止むのは31日(金)の夕方。北風が強いので寒くなると小林さんは話した。