日本製鐵はUSスチールをことし4月から9月までの間に子会社化する買収計画を発表した。これに対してアメリカの鉄鋼業界の労働組合が批判する声明を出す中トランプ前大統領が「私なら即座に阻止する」などと発言し11月の大統領選に向けた思惑が買収計画の行方に絡む情勢となっている。これに対し日本製鐵の森隆弘副社長は「トランプ前大統領の発言は承知しているが取引の内容を十分に理解して発言しているか疑問に思う。アメリカの各産業に広く貢献できると理解いただければ意見も変わってくるだろう」などと述べた。その上で「できるだけ早いタイミングで労働組合とも一致点を見つけ政治的な動きにストップをかけていくのが重要だと思っている」と述べた。