内田さんはきょうの為替ドル円の予想レンジを141.80円~142.70円としきょうもドル円は底堅く水位すると予想。注目ポイントは「YCC修正が円高を招く条件」とあげ、円高を招く条件としては、YCC修正が金融政策正常化の第一歩とみなされること、もう一つは金利差の持続的な縮小が見込まれることだとのべた。最近は、経済の需給ギャップがプラスに近づいているが、過去のデータによるとインフレ率が2%を上回ったときは消費税関連、もしくは円安と資源高が重なった局面だけで、需給ギャップのプラスだけでは2%のインフレ目標の実現は見込めず、カギは持続的な賃金の上昇となるが見極めには時間がかかるなどとした。ドル円については、政府内で輸入インフレに対する警戒が強いとみられ、こういったことが市場で意識されると145円が近づくにつれ上値が重くなるため、ドル円続伸のためにはドルの持ち直しが必須で、この夏はアメリカの材料に注目することになるなどとコメントした。