日銀・植田和男総裁は東京都内で講演し、追加利上げについて「毎回の会合ごとにその時までに得られる情報を基に判断する」と強調し、従来の姿勢を繰り返した。植田総裁は、フランス大使館で開かれたイベントで講演。12月予定の金融政策決定会合について「それまでに多くのデータが入手できる」と指摘したうえで「現時点では会合の結論を予測するのは難しい」と述べた。植田総裁は、財政拡張的な公約を掲げる米国・トランプ次期政権に触れ「新政権が政策を発表し次第、精査して経済見通しに反映させたい」と述べた。
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