ニッセイ基礎研究所・伊藤さゆりさんの経済視点は「VS.世界で最も影響力のある女性」。伊藤さんは「米国・フォーブス誌の世界で最も影響力のある女性のランキングで3年連続で欧州委員会のフォン・デア・ライエン氏がトップ。フォン・デア・ライエン氏が予想以上に1期目で成果をあげた。環境気候変動、ロシア制裁、ウクライナ支援とバイデン大統領に助けられた部分もあった。トランプ大統領とのケミストリーがどうなるか。トランプ氏は多国間の枠組みのEUを好んでいない。トランプ氏は影響力のある女性3位のメローニ氏と仲が良い。フォン・デア・ライエン氏を飛び越えて気の合う各国首脳とやりとりする形になるのかどうなるのか注目したい」などと述べた。あおぞら銀行・諸我晃さんは「勝負の日(FOMC、BOJ、BOE)」。諸我さんは「来週の木曜日に年内最後の重要イベント。日本時間の朝4時にFOMC、昼ごろに日銀の結果、夕方に植田総裁の記者会見、夜6時に英国の金融政策の発表。市場の織り込みはFRBの利下げがほぼ確実、日銀の利上げは1割程度、BOEは利下げを見送る方向。FOMCではドットチャートの水準が注目、日銀は利上げの可能性がある。BOEは今後の利下げ方針が材料視される。相場はかなり変動しそう。オプション市場では1日のボラティリティーが年率30%(4円程度)」などと述べた。