債券市場では日本国債が売られて価格が下がると長期金利が上昇するという関係になっている。きょうの債券市場では国債が売られ、長期金利の代表的指標の10年もの国債の利回りが1.93%まで上昇した。これは2007年7月以来18年ぶりの高水準。日銀・植田総裁が今週行った講演で「今月の金融政策決定会合で追加利上げの是非を適切に判断したい」と述べたことをきっかけに、債券市場では日銀が段階的に利上げを続けるのではないかという見方が長期金利の上昇につながっている。市場関係者は「責任ある積極財政」を掲げる高市政権の拡張的な財政政策への警戒感も金利の上昇圧力となっていると話していて、金融・財政政策の動向に市場が神経質に反応する状況になっている。
