楽天グループが発表した7−9月期の決算は営業利益が5億円と携帯電話事業に本格参入して以降、初めて営業黒字を確保した。楽天グループ・三木谷会長兼社長は「(投資が)本格化後、初の営業利益四半期黒字化を達成」と語った。7−9月期決算は、売上高に当たる売上収益が5667億円と1年前に比べ9.3%増えたが、最終損益は743億円の赤字。楽天市場などのネット通販事業や金融事業は好調だったものの、携帯電話事業が重荷になった。携帯電話事業の赤字は縮小していて、2020年4−6月期以来、約4年ぶりに営業黒字を確保。