ふるさと納税の去年の利用率は14.9%である。利用しない理由として「面倒くさい」「種類が多くてよく分からない」などの声がある。ふるさと納税デビューした阪口ディレクターがアプリのダウンロードから寄付までのタイムを計測した。自分がどれだけふるさと納税できるか源泉徴収票をもとに控除上限額のシュミレーションを行い米を検索すると、3万8000以上の選択肢が出てきた。故郷である北海道のブランド米「ふっくりんこ」を選んだ。肉は「モリモリ食べて生産者応援」というキャッチフレーズの宮崎県小林市の「厳選モモステーキ」を選んだ。それぞれをカード決済して完了で、26分28秒かかった。用意したものはスマートフォン、源泉徴収票、クレジットカードである。寄付後は自治体から特例申請書が届き、必要事項を記入しマイナカードのコピーを添付し自治体に返送する。最近は物価高の影響もあり、生活必需品や日用品の人気が高いという。3人家族共働きの中学生以下の子どもの家庭で夫の年収約400万円と仮定した場合、寄付上限は約4万円となりそれぞれ1万円の寄付でトイレットペーパー108ロール・洗剤10kg・米10kg・醤油1L6本が返ってくる。ふるさと納税のアプリの中には楽天ポイントやPontaポイントなどが入るものやマイルの貯まるサイトがある。