楽天証券経済研究所・加藤嘉一の解説。3つ狙いがあるという。加藤さんは「景気回復に向けた起爆剤にしたい、2つ目はハイテクという観点からするとAIドローン、新エネルギーという中国が世界をリードしたい分野を前面に打ち出したい。3つ目は外資の中国離れに歯止めをかけたい。米中関係をしっかり改善させながら景気回復をさせたい、そのための起爆剤にしたいという意図があるのではないか。世界経済あっての中国経済、政治的にも習近平さんとして打ち出したいメッセージだと思う」などと述べた。圷さんは円安について「今の円圧に対する強い確信が反映されていると思う。だからこそ為替介入が実施された場合、それなりの円高効果は得られると思う。ただ過去の経緯を見てみると為替介入によって中期的なトレンドを変えることはできない、時間稼ぎという側面が強いと思う。ただFRBの次の一手はあくまで利上げではなくて利下げであって、時間が経つごとに利下げが接近してくるから時間稼ぎをするということは合理性があると思っている」などと述べた。