北朝鮮による拉致問題は、具体的な進展が見えないまま年を越した。横田めぐみさんの弟で拉致被害者の家族会代表の横田拓也さんは、去年を振り返り「結果的に具体的な前進がなく、残念な気持ちが前面に立ってしまう」などと語った。確認されているかぎり最初の事件発生から50年近く経過し、家族たちは「親世代が存命のうちに全員の一括帰国を」と求めているが、政府が認定する安否不明の被害者の親で健在なのは横田早紀江さんひとりとなった。解決が時間との戦いとなる中で家族が注視しているのが、トランプ大統領が再び米朝首脳会談を行うかどうか。去年10月に訪日した際には、家族たちと面会した。横田拓也さんは「高市総理は1997年の家族会結成から14人目の総理。北朝鮮に“全員返しなさい。返せば両国が明るい未来を描ける”と強く伝えてほしい」などと語った。
