唯一車いすどうしのぶつかり合いが認められている競技、車いすラグビー。上田はキャプテン・池透暢の正確なロングパスも体験した。3年前の東京では2大会連続の銅メダルだったチーム最多トライのエース池崎大輔は上田に金へのこだわりとして目指したのはパリでの金メダルだと明かしていた。金メダルをかけた決勝でカギとなったのがチーム最年少の橋本勝也22歳、東京では主に控えだったがこの3年間で次世代のエースにまで成長した。磨いたのはフィジカルだった。新旧エースの活躍で日本は悲願の金メダルを獲得し橋本はチーム最多79得点の活躍を見せた。