伊藤さゆりさんは「イノベーション・ギャップ」。アメリカへの楽観論とヨーロッパへの悲観論が目立つ。成長率の格差がある。原因は生産性の格差。根本的な原因としてイノベーション・ギャップがある。今週、ヨーロッパ委員会が5年間の成長戦略として「競争力コンパス」という政策を出した。昨年9月にマリオドラギー氏がまとめた報告書のたたき台。革新的な企業に対してはEU県内でバラバラな規制を適用するのではなく単一のルールを適用しようという提案。安田光さんは「依然不透明な要素は多いが・・・」。トランプ新政権がスタートした。関税政策について対中国では軟化姿勢を示している。メキシコ、カナダには従来通りの関税付加の方針を示している。以前として不透明な状態。インフレ再燃懸念も完全に晴れたわけではない。日本株にとってはポジティブな外部環境の変化も起こっている。アメリカ製造業PMIは市場予想を上回り7カ月ぶりに中立水準を上回る。利下げのプラス効果が出始めている。グローバルに波及すれば日本企業の業績見通しにプラスとなる。3−9決算の状況と関税政策の霧が晴れると日本株は上昇し始める可能性がある。トランプ政権の政策動向は注視する必要がある。生成AIについて中国のDeepSeekの話題が今週はあった。AIについてはアメリカ一強ではなくなってきている。DeepSeekは古い半導体を使ってコストは20分の1でアメリカの大手に負けないくらいのAIを作った。仕事の奪い合いもある。化学兵器や生物兵器の開発につかわれるなど心配もある。
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