視聴者の声に答える。国政政治学者のイアン・ブレマー氏、コロンビア大学のアニュ・ブラッドフォード教授のインタビューに対する声として「AIが統治すれば環境破壊も戦争もなくなるのでは?」、「決してAIが中立的なものでないことを知り使わなければならないと思う」などを紹介した。ブレマー氏らが発表した「2025年の10大リスク」の8番目には制御不能なAIという項目が含まれていて、報告書では「ほとんどの政府が規制緩和の方向。制御不能なAIがもたらすリスクと2次的被害が増大する可能性がある」と指摘している。ブレマー氏は「今アメリカは民主主義を破壊する手段を輸出する国になってしまっている」などと指摘した。規制の少ないアメリカからは多くのIT企業が生まれ、規制の多いヨーロッパからは世界的IT企業は聞かない。ブラッドフォード教授は「欧州は技術開発よりも規制で知られている」、「ヨーロッパで技術革新が遅れている理由は規制でなく別のところにある」などとし、欧州で技術革新が遅れている理由について「資金調達の難しさ」、「リスクを嫌う文化」、「失敗を許容しない社会」、「不十分な才能の取り組み」と指摘した。ブラッドフォード教授は「日本こそが(人材の)目的地になり得る」などと述べた。
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