パリではチョコレーの見本市のサロン・デュ・ショコラが開かれた。その一角ではチョコレートと森林破壊について議論がかわされていた。その背景にあるのは、今年EUで新たな設けられた規則。森林破壊防止の規則はEUで販売・輸出される商品が森林破壊に加担しているのではと確認するよう企業に義務付け、来年の年末から施行され、違反すると売上の4%以上の罰金が課される可能性も。成立を後押ししたのは森林保護を求める市民や環境団体の声。イタリアの紙製品メーカーでは商品のラベルなどに使う紙など様々なものを製造している。こうした紙の材料になるのは伐採した木材からつくるパルプ。使用する木材は年間50万トンに。有名ブランドとの取引を続ける上ですでに環境の配慮が欠かせなくなっているという。木材の伐採にあたり、森林破壊とならにように原生林には手を付けないと答えた。木材の仕入先が森林破壊をしていないかどう確かめるか?コンサルタントのアドバイスをうけながら検討を続けている。また企業が注目しているのは人工衛星での森林の監視。リアルタイムで仕入先の森林を確認できるという。