スナク首相は22日に今月末に下院を解散し7月4日に総選挙を実施を発表、来年1月までに総選挙を実施する必要があったが前倒した。あすならばどの党に投票するかの世論調査ではスナク首相率いる保守党は22%、野党労働党は44%、支持率低迷は物価高・公共サービスの低下などが理由だという。産経新聞によるとスナク政権が進めるインフレ対策の実質的効果が出てくると期待される秋に実施との見方が占めていた。急いで選挙を行う理由1先月25日に不法入国した難民申請者を第三国のルワンダへの移送を可能にする法律が成立したこと、2物価上昇率が前年同月比2022年10月に11.1%が先月2.3%だった。BBCクリス・メイソン編集長は「ルワンダ移送は実現していないがおろらく選挙運動期間中にも航空機で移送が行われる可能性はある」「現在のインフレ率は成功の部類に入る、いま総選挙をやらねば状況が悪化しかねない」などと話した。池本氏は「経済の動向があまり良くなくこのあと粘ってしまうと更に悪くなる可能性があることと今月地方選挙で保守党は大敗、このままだと内紛が激しくなりイメージが悪くなるということでは」などと解説した。スナク首相は選挙で保守党が勝てば兵役を導入検討するとした点について池本氏は「ロシアウクライナで戦争していてイギリス以外にも北欧で兵役復活を予定しているところがある。保守党以上に保守の政党がありそこに票が流れるのを防ぐために兵役導入をでてきた」などと解説した。