EU=ヨーロッパ連合のカラス上級代表がNHKの単独インタビューに応じ、ウクライナ情勢をめぐって、ロシアへの圧力について検討を始めたアメリカのトランプ政権と連携を強化し、ロシアを停戦に追い込んでいきたい考えを示した。一方、カラス氏をめぐっては、今月2日に会談した中国の王毅外相がカラス氏に対し、アメリカの関心が中国に向いてしまうため、ロシアがウクライナとの戦争に負けることは容認できないなどとする趣旨の発言をしたと、アメリカのメディアなどが報じていた。これについてカラス氏は「驚いた」と述べ、こうした発言があったと認めた上で、中国に対し、軍事目的にも転用できる部品などをロシアに供給しないよう働きかけを強化する考えを示した。