国際協力銀行リオデジャネイロ駐在員事務所・金井洸樹の解説。リオデジャネイロでは外食価格などの上昇が顕著。レアル高も進んでいて足元では31円台で推移している。きょうのテーマ「中東リスクで脚光!ブラジル原油と次世代車」。中東情勢の不安定化を受けて、エネルギー供給の懸念が高まる中、資源国であるブラジルの国際的な存在感が増している。原油は2010年代半ば以降の油田開発によって2024年時点で世界全体の原油の4%を生産し、世界8位の産油国となっている。2032年までに生産量は2025年比で約3割増加する見通しで、2024年時点で5位だったイランを上回る規模となる。ブラジル産原油は成分が中東産と異なり、中東産に合わせて設計された日本の製油所で取り扱いにくい。16日、日ブラジル首脳会談ではブラジル産原油の日本向け販売について議題に上がったとみられる。
国際協力銀行リオデジャネイロ駐在員事務所・金井洸樹の解説。中東情勢の影響もあり、ガソリン価格の上昇が意識されている中、代替燃料への関心が高まっている。ブラジルではガソリンと植物資源由来燃料バイオエタノールのどちらでも走れるフレックス燃料車が普及している。現在では一般的に販売されるガソリンのエタノール混合率は30%に引き上げられている。ハイブリッド機能を組み合わた次世代車「ハイブリッド・フレックス燃料車」を先行する一部の日系自動車メーカーにとって追い風になり得る。ハイブリッド・フレックス燃料車は脱炭素と燃費向上を両立。EUとメルコスルの経済連携強化の動きが逆風になると言われている。EUではロシアのウクライナ侵攻以降、資源や食料の調達先などでメルコスルとの関係強化の必要性が高まっていた中、今年1月にFTA締結で署名され、5月にFTAを暫定的に適用している。今後、ヨーロッパ企業がブラジル市場においてプレゼンスを拡大していくとみられている。日本とメルコスルの間では貿易協定が存在しておらず、関税の違いによって価格競争力に差が出る可能性がある。日ブラジル首脳会談では日本とメルコスルの経済連携協定の交渉開始について合意された。交渉の進展次第では制度面の不利が解消される可能性もある。
国際協力銀行リオデジャネイロ駐在員事務所・金井洸樹の解説。中東情勢の影響もあり、ガソリン価格の上昇が意識されている中、代替燃料への関心が高まっている。ブラジルではガソリンと植物資源由来燃料バイオエタノールのどちらでも走れるフレックス燃料車が普及している。現在では一般的に販売されるガソリンのエタノール混合率は30%に引き上げられている。ハイブリッド機能を組み合わた次世代車「ハイブリッド・フレックス燃料車」を先行する一部の日系自動車メーカーにとって追い風になり得る。ハイブリッド・フレックス燃料車は脱炭素と燃費向上を両立。EUとメルコスルの経済連携強化の動きが逆風になると言われている。EUではロシアのウクライナ侵攻以降、資源や食料の調達先などでメルコスルとの関係強化の必要性が高まっていた中、今年1月にFTA締結で署名され、5月にFTAを暫定的に適用している。今後、ヨーロッパ企業がブラジル市場においてプレゼンスを拡大していくとみられている。日本とメルコスルの間では貿易協定が存在しておらず、関税の違いによって価格競争力に差が出る可能性がある。日ブラジル首脳会談では日本とメルコスルの経済連携協定の交渉開始について合意された。交渉の進展次第では制度面の不利が解消される可能性もある。
