幼い頃の木版画体験で一目惚れ、憧れの富士山に登りたい64歳YOU。64歳の富士登山に密着決定。富士登山前日、YOUの宿泊ホテルへ。電車とバスを乗り継ぎ約2時間、YOUがどうしても来たかったのは…忍野八海。忍野八海は富士山の雪解け水が湧き出した遊水池があり、茅葺き屋根など日本の原風景が広がる観光地。富士登山当日、気合は十分。ホテルを出発し2時間後、富士山須走口5合目へ。1日目の目標は7合目の山小屋へ17時に到着予定で夕食&宿泊。2日目。ご来光を見てから山頂へ。64歳の挑戦スタート。須走ルートは樹林帯がり5合目から登る。4ルートの中で最も自然豊かな登山道。登山開始から1時間後、徐々に木が減り周りが開けて山頂が見えた。母のために写真を撮りながら進むYOU。YOUの母モンタさんは19歳~21歳の3年間の朝鮮戦争の間、東京で働くことに。自然が大好きだった母YOUが楽しみにしていたのは富士山に登ることだった。しかし仕事が忙しく富士山に登れないまま帰国することに。母が唯一お土産に持って帰ったのが富士山の木版画作りの本だった。結婚しルースさんが誕生してからは2人で富士山の版画で思いを馳せ「いつか富士山に一緒に登ろう」それが2人の夢となった。しかし母YOUは足をケガしてしまい夢を断念。2人で憧れ続けた富士山、母の思いも胸に山頂を目指す。登山開始から3時間後、新6合目到着。予定よりペースが遅く休憩を早めに切り上げ先を急ぐ。須走コースは徐々に坂道もキツくなり岩が増えてくる。すると左膝が痛くなり立ち上がれない。ずっと杖を持っていた右手に水ぶくれができた。本6合目に到着し山小屋がある7合目を目指してスタート。重さ5kgのリュックはスタッフが持つことに。しかし5分後、点灯して左足を強打。登山開始から9時間後、7合目に到着。山小屋スタッフがお出迎えしてくれた。翌日に備え軽く食事をしてすぐに就寝した。翌日、ご来光を見に外へ。富士山頂を目指すことに。20分かけて山小屋から100m進み、山頂まであと約690mYOU登頂断念。砂走りと言われる砂地を一直線で下りられるルートで下山。何度も転びながら立ち上がって進み帰りは5時間で下山した。
