130年以上の歴史をもつ歌舞伎座にこの日集まったのは初音ミクのファン。超歌舞伎は2016年にイベント海上で始まり毎年開催されてきたが、8年目となる今年は歴史のある歌舞伎座で初めての上演となった。主演・中村獅童さんは「これを歌舞伎座でやるということは挑戦。賛否両論の意見があることは分かっている。だけどやっぱり伝統を守りつつ革新を追求する」とコメントした。そして迎えた初日の舞台、古典の名作をモチーフに1000年前に枯れてしまった千本桜を再び咲かせようと的に立ち向かう物語。観客はペンライトで応援するなど普段の歌舞伎座では見られない光景。獅童さんと初音ミクの息もピッタリ。そこには今回初の試みがあり、劇場から離れた場所でリアルタイムで演じている人の動きが舞台上のミクを動かしている。ライブ会場さながらのど派手な演出。最後には2人での宙乗りも広するなど、伝統の歌舞伎座で新たな一歩を踏み出した。獅童さんは「ここ(歌舞伎座)に導いてくれたファンに感謝の気持を思うと胸がいっぱい」と語った。
住所: 東京都中央区銀座4-12-15
URL: http://www.kabuki-za.co.jp/
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