完全公開の形できょうから2日間、政治倫理審査会が開かれている。きょう午後2時すぎから岸田総理、午後3時40分ごろから武田良太事務総長が出席した。弁明説明15分、質疑65分と1人80分行われる。あすには安倍派の4人が審査される予定。今回の政倫審は「公開」か「非公開」か与野党間で溝があり開催が見送られていた。そこで、当初出席予定のなかった岸田総理は「自民党総裁として政倫審に出席しマスコミオープンのもと説明責任を果たさせていただきたい」と出席表明した。その数時間後に非公開を望んでいた安倍派二階派幹部5人が「完全公開」で出席する意向を固めた。きょうの政倫審では立憲民主党・野田元総理は「疑惑を持たれた議員が弁明をする場に総理は出席していること自体に違和感がある」と発言していた。星浩は「岸田総理は当初完全公開での出席を幹部らに打診していた。ここの段階で幹部らが言うことを聞かなかったということは、岸田降ろしの始まりなのかなと受け止める動きもでている。きょうの政倫審は岸田総理がいるので全体での議論。あすは各論で、キックバックを再開した経緯と裏金の使途について相当詰めた議論になると思う」と述べた。