米国のバイデン大統領は先月開かれたトランプ前大統領とのテレビ討論会で、言葉に詰まる場面が目立つなど安定さを欠き、大統領選挙に向けて与党・民主党の一部からも撤退を求める声が上がっている。こうした中、バイデン大統領は5日、討論会以降、テレビ局では初めて、米国・ABCテレビのインタビューに応じ、討論会中、風邪をひいていたと説明。そして大統領就任以降の実績を挙げ、大統領職を務められると強調した。米国メディアは今回のインタビューについて民主党内から「討論会よりは力強かった」という評価が出る一方で「懸念を払拭するには至らなかった」とも伝えていて、バイデン大統領が撤退を求める党内の声を抑え込めるのかが引き続き焦点。