梅雨が明け東京の最高気温は33度を超え、真夏の暑さになった。東京消防庁によると管内できのう午後9時までに熱中症で医療機関に救急搬送されたのは11歳から96歳までの男女63人だった。東京では今後晴れマークがずらっと並び日曜日から金曜日にかけては、35度以上の猛暑日が続く予想で、中には36度の体温並みの気温もある。その後も気象庁は早期天候情報を全国の広い範囲に発表し、10年に一度程度の著しい高温となる可能性が高まっているとしている。暑さが厳しくなる中、今、急増しているのが新型コロナの感染で、それも新たな変異株KP.3だという。今年に入ってからの1医療機関当たりの患者数を見てみると2月以降、減少傾向にあったが5月から増加し9週連続で前の週を上回る事態になった。全ての都道府県で増加していて今月1日から7日までの1週間に報告された患者は、1医療機関当たり8.07人。全国でおよそ4万人に上っている。また頭痛や倦怠感など症状が似ているため熱中症とコロナは見分けにくいと医師は指摘する。厚労省は夏の感染対策のポイントとして換気や手洗い、特に帰省などで高齢者と会う場合や大人数で集まる時には感染予防を心がけるよう呼びかけている。