8日、宮崎で震度6弱の揺れと50cmの津波が観測された。気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を初めて発表した。南海トラフ地震臨時情報には巨大地震注意と巨大地震警戒の2種類がある。過去の世界の巨大地震のデータではM7以上の地震のあと1週間以内にM8クラス以上の地震が1437事例のうち6事例ある。統計上の発生率がやや高まったに過ぎないが地震エネルギーは十分蓄えられたと考えられ被害の甚大さを考え情報が発表された。臨時情報発表の影響について。プラスの面では臨時情報の認知度が高まったことで、イベントや施設などでも適切な対応がとられたのも情報の効果といえる。マイナス面は宿泊施設のキャンセルやイベント中止など地域経済への影響は大きく、一部で買い占めやデマも怒った。また情報の意味が理解されないと次に情報が出た時に行動しなくなる懸念もある。今後について国は対応を調査し情報検証を行う必要がある。そして南海トラフ地震の切迫性は変わらず高く、突然発生する可能性が非常に高い。基本的な対策の確認・徹底を行う必要がある。