水俣病への理解を深めてもらおうと患者の日常生活を撮影した写真展が新潟市で始まった。熊本県水俣市在住で母親の胎内で水銀の被害を受けた坂本しのぶさんの日常生活を撮影した写真展が始まり19点が展示されている。写真展の開催に合わせて坂本さんと撮影を行った写真家の豊田有希さんの講演も行われ作品にまつわるエピソードを紹介した。このうちスーパーでの様子を写した写真では坂本さんが買い物中に報道などで自分のことを知った人から声をかけられることがあるとして一時は気分を害することもあったと話し多くの視線が注がれることへの複雑な心境を明かしていた。写真展は環境と人間のふれあい館で来月16日まで行われている。