気温が低く、獲物の魚が激減する1月はカワウにとって最も厳しい季節。特に若鳥は半数が冬を越せずに命を落とすという。しかし、そんな状況が近年変わりつつある。琵琶湖北東部の港で大きな魚を飲み込むカワウの姿が。ブラックバスやブルーギルなどの外来魚を食べていた。港は水深が浅いため、水が温まりやすく、陸から温かい水が流れ込むこともある。琵琶湖の在来種は水温が低い深いところで冬を越すが、本来は温暖な地域に暮らす外来魚は温かい港に集まる。カワウはそれを狙っていた。水産研究・教育機構の坪井潤一博士は外来魚を食べてカワウが生き延びてしまうと不自然に増えてしまうと話した。しかし、そもそもの原因は人間が生み出した環境の変化。坪井潤一博士は私たちが日本の水辺のことをもっと考えていかなければならないと指摘。
3月、琵琶湖へ流れ込む川の河口にカワウたちが集まってきた。目当ては産卵のために集団で遡上するウグイの仲間。大人に混じって若鳥の姿も。この後、カワウたちはつがいの相手を見つけ、また子育てが始まる。
3月、琵琶湖へ流れ込む川の河口にカワウたちが集まってきた。目当ては産卵のために集団で遡上するウグイの仲間。大人に混じって若鳥の姿も。この後、カワウたちはつがいの相手を見つけ、また子育てが始まる。
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3
URL: http://www.fra.affrc.go.jp/
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