石川県と北陸電力などは今月24日、志賀町で震度7の地震が発生し、志賀原発2号機から放射性物質が放出されたという想定で原子力防災訓練を開催する。去年の訓練は能登半島地震の影響で周辺市町の住民は参加できなかったが、今年は2年ぶりに600人が参加する予定。今回は原発から5キロ~30キロ圏内の住民をバスで一斉に避難させる際、国道159号が通れない想定をし、富山・氷見市を経由して津幡町に避難する訓練を初めて実施する。ヘリコプターを使った空路や船を使った海路による避難手順も確認する。石川県の原子力防災訓練は24日に志賀町のオフサイトセンターなどで行われる。
