きのう、東京都心は冷たい雨が降り、おとといから10℃以上、気温が急降下した。きのう夕方、都内の商店街にできていた行列。その先には熱々のおでん。おでんを購入する人は「寒くなったから(おでんを買いに来た)」「ちょうど気温も冷えてきたので買いに来ました」「あったかいの食べたいねって」、増英かまぼこ店の社長は「暑いときから比べれば倍くらいには売っていると思う」と話す。おでんが人気の理由は気温の急降下で、おとといは最高気温が29.9℃と真夏日に迫る暑さとなったが、きのうは一転、日中で10℃以上も低くなり、午後8時には15.4℃まで下がった。急な寒さに街の人は「めっちゃ寒いです。23℃くらいだと思ってた、さむ!中もタイツはいてます、寒くて。(あすの寒くなるが)やばい、それはやばい。半袖1枚しかない」と話していた。あまりの寒さに「一度、家に帰り着替えた。それでも寒い。途中で上着を買おうかなって。いま慌てて冬物を買ってます」という人もいた。都内の家庭でも、急な秋支度に追われていた。30代の主婦が家の中で確認していたのは秋物の洋服で、「今年暑かったからカビとか心配ですよね。袖のところとか…大丈夫かな。一応大丈夫だ」と話していた。続いて暖房機器もチェックした主婦は「じんわり暖まってきた。よかった、使える!今年もお世話になります」と話していた。きょうも東京都心は予想最高気温が17℃と肌寒い一日となる見込みだが、金曜日以降は晴れ間に恵まれ再び25℃以上になり、次の3連休は絶好の行楽日和となりそう。