謎解きイベントは、参加者が実際に町を歩きながらミッションをクリアしていくイベントで、今、各地で開かれ人気になっている。このブームに自治体が注目して、地域活性化につなげようという試みが始まっている。東京・江東区が主催した謎解きイベントは、歴史を伝える名所を回って魅力を発見してもらおうと企画。答えをスマホで送って正解が出ると、次の問題に進める。取材した週末は、3コースで合わせて300人近くが参加した。謎解きをしながら地域でお金を使ってもらおうという自治体もある。福島県郡山市。この日は市が学生を呼んで体験してもらっていた。謎解きと同時に課されるのが、町歩きのミッション。多く回るほどポイントを稼げる。このポイントはあとで地元の特産品の応募に使える。一行が訪れたのは、100年続くというベーカリー。パンを買ったあと、写真を送ってミッションクリア。次に向かったのは老舗の和菓子店。このようにあちこち店を回る。市は地域の魅力を知ってもらいながら、消費をしてもらう経済効果に期待している。