卵の価格の上昇傾向が続いている。今月、東京地区で取り引きされた卵の卸売り価格は、1月としては統計を取り始めてから2番目に高くなった。農林水産省は今月に入ってから大規模な農場で鳥インフルエンザの発生が相次いだことが主な理由だとしている。卵の卸売り価格の目安となるJA全農たまごの東京地区の平均価格は今月はMサイズ1キロ当たり258円だった。今月は月末に近づくにつれて値上がりが進み、きょう時点で305円まで上昇している。江藤農林水産大臣は卵のさらなる価格上昇に歯止めをかけるためにも鳥インフルエンザの感染拡大防止に努めていく考えを示した。農林水産省は現時点ではスーパーなどで欠品するような状態ではなく、冷静な消費行動を心がけてほしいと話している。