コメの安定供給に向けて、石破総理をトップとする新たな関係閣僚会議が開かれた。会議は石破総理の指示で設置され、石破総理は価格高騰の要因や政府の対応を検証したうえで、短期と中長期の対応策の検討を指示している。中長期の対応について、小泉農水大臣は「意欲を持ってコメ作りをしたい方が価格の乱高下に脅かされることがない “セーフティーネットづくり”が大切なテーマ」と述べた。コメの増産を図る一方で、収入減少を補填する制度の構築が大きな焦点になるとみられる。政治部官邸キャップの千々岩記者は「2009年の麻生政権時に石破氏は農水大臣として農政改革にチャレンジしたが、農水族の激しい抵抗にあい頓挫した。石破総理の本音としては、あの時に目指したものを再起動させたいというところなのではないか」などと指摘した。