フィリピン・リナパカン島で暮らすモリネ・エスペランサさん・リディアさん姉妹は戦争中に日本人の父と生き別れ無国籍となったフィリピン在留日本人2世。戦後のフィリピンには反日感情が強く残っていたため、2世の多くが日本人であることを隠して生きてきたそう。姉妹は日本国籍を回復させるため、日本の支援団体に調査を依頼。調査を進めると、戦前に沖縄の盛根蒲太という男性がフィリピンに渡った記録が見つかった。調査開始から10年が経った去年9月に姉妹は国籍を回復。きょう沖縄に暮らす2人の親族がフィリピンの姉妹を訪ねた。フィリピンには今も日本国籍の回復を希望する残留2世が49人残されている。