日本勢がメダルラッシュで31個の金メダルを獲得している愛知・名古屋アジア大会では、運営のミスやトラブル、選手の宿泊施設に不満の声が相次いでいる。選手団が宿泊している移動式のコンテナハウスには国内外のメディアが集まった。一部の海外選手から「手狭だ」などと不満の声があった。今大会10年前の承知段階では選手村を整備予定だった。原材料費の高騰もあり、大会費用は当初の予算の3倍になり、選手村の整備を取りやめになった。経費抑制のために浮上したのが、クルーズ船やコンテナハウスを活用する計画だった。今回組織委員会の体制は自治体職員が中心だが、ミスやトラブルが相次いでいる。大会組織委の大参事務局次長が「重大なミス。明らかにわれわれのヒューマンエラー」などと謝罪に追われたのが、18日のホッケー男子の試合前でのミスであり、韓国の国家を流す場面で誤って北朝鮮の国歌を流した。トラブルは選手の移動を巡っても発生し、バスの配車ミスや遅れにより試合前の練習ができなかったケースもでている。専門家は、選手村がなく分散しているため、選手団側と情報の齟齬が起きやすいことに加え、東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐる汚職事件の影響も指摘した。スポーツ庁の河合長官は組織委員会が課題に向けて対応しているとした。
