津幡町では多くの家に犬の置物が置かれている。「ナツばぁ」と呼ばれていたおばあちゃんが体験した不思議な出来事が理由。昭和19年の大雨の日、畑が心配になったナツばぁが見に行くとそこに見たことのない野良犬がいた。しつこく吠えるため見回すとため池があふれる寸前になっており、すぐに対処し事なきを得た。その後その犬を見た者はいなかった。それから地元の人が趣味で作っていた置物を守り神として飾るようになった。ことしまたしても大雨でため池が決壊寸前になった。住民が犬の置物に手を合わせると間一髪のところでポンプ車が駆けつけたという。