海難事故などの際にヘリコプターから救助に当たる海上保安庁の機動救難士の新人2人が訓練を終え境港市にある基地で、その証しとなるオレンジ色の制服が手渡された。海上保安庁の機動救難士は海でけがをした人などをヘリコプターから救助するのが任務で、現場に出るまでにおよそ半年間の訓練を重ね必要な技術や知識を習得する。2人も、ことしの4月から潜水やヘリコプターからの降下訓練などを重ね最後には恒例の100キロを歩く訓練も行った。制服を受け取った2人は同僚や家族が見守る中、基地の訓練施設で高い場所からロープで降りたり動けない人をつり上げたりして技術を披露していた。美保航空基地では2人を含めた9人で機動救難士のチームを編成し福井県から島根県までの海上で任務に当たる。