ミニボートの安全な使い方について。今年、山口ではミニボートによる事故が相次いでいる。7月には阿武町でミニボートに乗った男性2人が海釣りに出た後、戻らず、今も行方不明となったまま。5月には長門市の沖合でミニボートが転覆し、男性2人が死亡する事故があった。こうした事故は全国でも相次いでいる。海上保安庁によると、去年1年間に全国で事故に遭ったミニボートは96隻。10年前の59隻と比べると1.5倍以上増えている。背景の1つには利用者の増加があると考えられている。ミニボートは全長3メートル未満、出力1.5kW未満のエンジンがついた小型のボートのことをさす。誰でも気軽に海を楽しんでほしいとできたもので、船舶免許は不要で、船舶検査も必要ないのも特徴。ただ免許が不要な分、船のリスクや正しい使い方を学ぶ機会が少なくなりがちで、事故に繋がりやすい面があると指摘されている。そこで今回、ミニボートを安全に使うためのポイントを聞いてきた。今回説明してもらったのは仙崎海上保安部。ポイント1:ボートのバランス。ポイント2:海岸近くで使う。安全に戻れる範囲として推奨されているのが1キロ程度。このため海上保安部では「ミニボートで沖に出ない」よう呼びかけている。ポイント3:天気の急変に備える。ミニボートの利用は、風速4メートル以下、波は20センチほどの高さまでの時に利用することが推奨されている。利用する際には最新の気象情報を必ずチェックすること。海上保安庁のホームページには事故を防止するための情報を掲載した「ウォーターセーフティガイド」のページがある。ミニボートに乗る際にはライフジャケットの着用や、もしも転覆したら何か浮力のあるものにつかまる、大きな声で助けを呼ぶことなどを呼びかけている。
