自民党は衆参両院で少数与党になれば石破総理が退陣に追い込まれる可能性も出てくる。公示日の昨日、仙台市には公約を取りまとめた小野寺五典政調会長の姿が。小野寺五典政調会長は、政治の安定があって初めて混乱・迷走せずに一定の方向に政策を打つことができる、熟議は大事だけれどもやはり決めるところは決めて前に進める両方のバランスだと話した。自民党は物価高対策として国民1人あたり2万円などの現金給付を掲げ、石破総理も年内にも実施する考えを明らかにし理解を求めるが、消費税減税について高所得者ほど恩恵があるとして否定的な考えを示している。他の党にはない自民党の強みについて小野寺政調会長は、外交安全保障、特に今回のトランプ関税対策など粘り強く戦えるのは自民党だけだと話した。トランプ大統領がイランの核施設攻撃について広島と長崎への原爆投下になぞらえて発言したことへの日本政府への対応については、ふざけるなですと不満をのぞかせた。物価高と関税交渉を抱えながら迎えた選挙戦に小野寺政調会長は、直前まで有権者の意識が動くか読めない、走っている最中にまわりの人のことを考えたら負けると語った。