相次ぐ子どもの住宅からの転落事故。去年から調査を進めている消費者庁の安全調査委員会消費者事故調は中間結果を報告した。9歳以下の子どもが住宅から転落して死亡した事故は、去年までの31年間で170件発生。ベランダからが103件と最も多く、窓からが47件だった。年齢別では、3歳が50件と最も多く、次いで4歳が33件。事故は大人がいるいないにかかわらず、発生していたことも分かった。ハード対策については、窓に取り付ける補助錠の設置が有効な場合があり、子どもの手が届かない高さに取り付けて、適切に使用するなどの対策案を検討していくことを明らかにした。消費者事故調は、今後、窓とベランダのそれぞれの対策案をまとめ、ことし秋までに再発防止に向けた提言を示したいとしている。