2月2日は節分だが、小さな子どもがいる環境では注意したいことがある。豆まきで使う「炒り豆」は小さい子どもにとって窒息・誤嚥のリスクが有る。東京消防庁によると、おととしまでの5年間、毎年1,000人以上の乳幼児が物を喉に詰めたり危険な物を飲み込むなどして救急搬送されている。さらに厚生労働省によると同じ5年間で誤嚥で死亡した14歳以下の子どもは101人、うち約8割が4歳以下だったというデータがある。そこで東京都がぜひ覚えてほしいと呼びかけているのが、3歳児が口を開けた時の最大の大きさ「39mm」=子どもが口に入れて飲み込めてしまう大きさの目安。「39mm」はトイレットペーパーの芯のサイズのため比較するのに良い。東京都は大人が目を離さないだけでは限界があるため、「39mm」の大きさをしっかり認識しておき、手の届く範囲に置かないよう呼びかけている。また、消費者庁はトマトなど丸いものは乳幼児には4等分にすることや、マメ・ナッツ等の硬いものを5歳以下には食べさせないよう呼びかけている。