総務省が発表した東京23区の今月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた総合の速報値で2020年を100として107.9となり去年の同じ月より1.8%上昇した。政府の電気ガス料金への補助がことし8月の使用分から再び始まったことが主な要因で上昇率は先月9月の2.0%から0.2ポイント縮小し5か月ぶりに1%台まで縮小した。一方で食品などの値上がりは続いていて生鮮食品を除く食料が去年の同じ月より3.8%上昇するなど全体を押し上げている。このうち特に上昇率が大きかったものは米類が62.3%で今の基準で記録が残る1971年以降で最大の上昇率となった。またチョコレートが21.7%、コーヒー豆が16.6%などとなっている。東京23区の指数は全国の先行指標として注目されていて全国の今月の消費者物価指数は来月22日に公表される。