トランプ政権による輸入車に25パーセント追加関税は、アメリカ国内にも深刻な影響が懸念されている。アメリカ国際貿易委員会によると、輸入車に追加関税25パーセントをかけると、輸入は75パーセントの減少となり、国内の自動車平均価格は5パーセント高くなるとのこと。卵は、1ダースの平均価格は、去年2月の3ドルから、先月は5.9ドルとなった。トランプ大統領は4日の施政方針演説で、バイデンのせいで卵の価格高騰に歯止めがかかっていないと前政権を批判。日本貿易振興機構によると、アメリカ労働省が12日に発表した消費者物価指数では、食料品は2.6パーセントの伸び率だという。トランプ大統領が仕掛けた関税戦争は思惑とはうらはらに、経済への深刻な影響も指摘されている。第一生命経済研究所の熊野英生エコノミストは、消費を抑えようとする人が激増するという。消費者信頼感指数は、92.9。4年以上ぶりの低水準だとのこと。インフレと景気停滞が同時に起こるスタグフレーションの可能性が強まるという。アメリカ経済が破綻するのが先か、関税率の引き下げ・撤廃が先か、チキンゲームになるという。中間選挙で結果はわかるとデイブさんがいう。トランプ大統領のスタンドプレーにしか見えないとのこと。消費は冷えてしまうだろう。日本経済への影響も考えられる。関税は勝者を生まないと中野さんがいう。中期長期的な影響を考えていないのではないのか。