フジテレビの親会社が新たな取締役候補を発表し、もの言う株主の提案を受け入れなかった。注目されてきたのは役員人事で、大株主ダルトン・インベストメンツから先月13人の社外取締役候補の提案を突きつけられていた。そのうち1人がSBIホールディングスの北尾社長である。一方、提案を受けたフジ・メディアHDは会長に就任予定だった金光社長や留任予定の社外取締役3人の退任を発表した。そしてきょう新取締役候補4人を発表したがSBIホールディングスの北尾社長は入っておらず、ダルトン側の要求候補はなかった。また決算もあわせて発表され、2025年3月期連結決算は純利益が201億円の赤字で1997年の上場以来赤字は初となる。