フィンランド大使館でサイバー犯罪との闘いをテーマに講演したミッコ・ヒッポネン氏は新たなサイバー犯罪集団の登場に警鐘を鳴らした。企業価値が10億ドル超のゆにこーん企業と同等の資金力があるサイバー犯罪集団が増えているという。ヒッポネン氏によると、サイバー犯罪の最大の発生源はロシアだという。企業の貴重なデータを盗んで暗号化し、盗んだデータを外部にもらさないことを条件に企業にビットコインを要求。ビットコインが一つの財源となっている。ロシアと国境を接するフィンランドではセキュリティーの意識の高さが根付いているという。サイバーセキュリティーの重要性についてヒッポネン氏は、コンピューターを守ることは安全な社会を実現するとした。