東京・港区にある大手飲料メーカーでは社員向けのオンライン講座を行っている。在宅勤務が増える中、取引先・他の社員とコミュニケーションを取るのが難しいという声が寄せられたのがきっかけ。講座の数は外部のものを含めると8万4000種類にのぼる。さらに昨年10月にはオンライン講座のシステムにAIを導入して、社員の伸ばしたいスキル・受講履歴からAIがおすすめの講座を提案している。講座を活用している営業社員はデータ分析や可視化の方法を学んだことで、現場の営業担当者に分かりやすくアドバイスできるようになったという。この企業では受ける講座を一方的に決めるのではなく、社員の自発的な学びを支援することが新たな価値を生み出すことに繋がると考えているという。