北海道の大型リゾート「星野リゾートトマム」が先月、売却されていたことが明らかになった。「星野リゾートトマム」は、国内外から多くの観光客が訪れる北海道の大型リゾート。1983年に「アルファリゾートトマム」の名称で開業したがバブル崩壊の影響で経営が悪化、2004年に星野リゾートが買収し施設を運営してきた。人気に火が付いたのは2005年から始まった「雲海テラス」。雲海を目当てに年々観光客が増加。雲海テラスは2013年に初めて入場者10万人を突破するなど北海道屈指の人気観光スポットに。その人気に目を付けたのが中国・上海の商業施設運営会社「上海豫園」。2015年11月に約183億円で買収。星野リゾートは引き続き施設の運営を担ってきた。順調な経営が続く中での突然の売却。買ったのは東京・港区の投資会社で、金額は約408億円だったという。施設の売却について、星野リゾート広報のコメント文「星野リゾートが引き続き運営を継続していくことに変わりはない」。