ケリー・ハストンさんはNASAが開発した火星生活を模擬した環境で378日を過ごしたという。未開の地にやってきた探検家のようだったと振り返り、衣食住の追加補給がなく、外部との通信も最大22分の時間差がある中で暮らすこととなった。そして、378日後には全員が無事に元の生活へと戻ったものの、ケリーさんは最初のひと月は大変だったが人間が潜在的に課題や困難を克服する能力を備えていると実感することが出来たと振り返った。NASAは基地だけでなくゲートウェイを建設し、これを中継地として火星行きをたぐり寄せようとしている。