電通食生活ラボが物価高騰などを踏まえて食生活への意識を調査したところ、「我が家の味がある」と答えた人は2022年は15.9%で、2024年は12.1%と年々減少傾向にある。「帰省の際に思い出す『おふくろの味』は?」:1位・みそ汁、2位・カレー、3位・肉じゃが、4位・卵焼き、から揚げ、5位・煮物。「料理をするのはうれしい?面倒?」という質問で、「面倒に感じる」「どちらかというと面倒」と回答したのは62.8%だった。「料理するの面倒」と回答した人を年代別でみると、もっとも多かったのは40代で73.0%だった。働く世代はコロナ禍を経て出社が増え買い物や料理の時間が限られること、また物価が高くなり好みの食材が買いづらくなっている背景があるとみられる。こうした中、神奈川県に展開するスーパーでは年々総菜の売り上げが伸びていて、惣菜を強化。スズキヤでは焼き魚などのメニュー増やした。東京都のスーパー・BLANDEオリナス錦糸町店では、アプリで注文をするとできたてのコロッケや焼き魚を受け取れるサービスに力を入れている。