眞栄田郷敦の父・千葉真一(前田禎穂)のルーツを辿る。曽祖父の猪吉は現在の千葉県富津市で生まれ、前田家に養子に入る前は佐生家の次男だった。佐生家はかつて上総の国を治めていた大名・里見氏の家臣だったとみられる名門で、裕福な家系だった。猪吉の子息で郷敦の祖父の七之助は18歳で海軍に志願。持ち前の運動能力を生かしパイロットとして活躍した。七之助は初代久留米藩主・有馬豊氏の末裔・田中春子と結婚。命がけのテスト飛行で七之助は多額の報酬を手にし、お手伝いさんもいるほどの裕福な生活を送っていた。昭和14年、長男・禎穂が誕生した。
住所: 熊本県熊本市中央区内坪井町4−8