北九州市の公園では、ホームレスの支援団体が炊き出しを行っていた。約100人が並び、半年前の2倍以上とのこと。その中に30代の姿が目立つようになった。入江幸平さんは32歳で、去年12月に仕事を失い公園で寝泊まりしているとのこと。入江さんは精密機器メーカーで非正規労働者として働いていた。上司からは「即戦力でなければ仕事を辞めろ」などと言われていたといい、入江さんは結果が出ない自分を次第に責めるようになっていったという。また入江さんはホームレスだと思われないよう身なりに気を使い、再就職を目指してハローワークに毎日通っているが現状仕事を見つけるのは難しい状況とのこと。入江さんは「頑張ればまだなんとかなる」と思い、「助けて」と言うことを拒み続けているという。こうした人たちを救おうとホームレスの支援団体は日々声掛けを行い、相談できる連絡先等を明記した紙を配っているとのこと。支援団体の取り組みによって自立への第一歩を踏み出した人もいるとのこと。