鹿児島県、宮崎県、熊本県の3つの県の周辺海域を管轄する第十管区海上保安本部によると、去年1年間に寄せられた118番通報は1万4909件で過去10年間で最も多くなった。その中で有効な通報は2%の304件で他の98%は警察や消防などの間違い電話や緊急性のない電話だったという。去年5月甑島沖で14人を乗せた瀬渡し船が炎上した火災では乗客からの118番通報を受けて海上保安本部が巡視船艇や航空機を出動し付近の船に救助を呼びかけ全員救助した。第十管区海上保安本部は”118番の正しい利用方法重要性が広く浸透し適切に利用してもらえるよう認知度の向上に努めたい”としている。